中古住宅（マンション）の住宅ローン控除

年末調整の書類を集める季節になると、控除に関するご質問が多くなります。普段、税金に関心の無い方も、「年末調整」と言った言葉を聞くと、あれこれ疑問を抱く方もいらっしゃる様子ですね。

先日、「中古マンションをローンで購入したので、税金が戻ってくるよね？とのご質問がありました。勿論、住宅ローン控除に関することは、初年度は確定申告ですから年末調整では出来ないとご説明を差し上げた上で、中古物件の場合は加えていくつかの条件が必要となることをお伝え致しました。

1．床面積が50m2以上の住宅であること
2．国の定める耐震基準等を満たすこと
3．非耐火建築物（木造、軽量鉄骨などの住宅）であれば築20年以内、耐火建築物（鉄骨・鉄筋コンクリートなどの住宅）であれば、築25年以内であること
4．同一生計にある家族から購入したものではないこと
5．贈与物件ではないこと
6．控除を受けようとする年の所得が3,000万円以下であること
7．金融機関や共済組合、公的ローンなどによる借り入れで、10年以上の返済期間でローンを組んでいること
8．そのマンションの購入後6ヶ月以内に住み始め、その年の12月31日まで継続して住んでいること
もし？自分はどうだろう？？と思われた時は、迷わず佐々木会計事務所までお問い合わせください。

（スタッフ　みやもと）