2020年5月号

ほっと通信_vol105
奈良・三重・和歌山の「三国にまたがる声やほととぎす」と詠まれた瀞峡(どろきょう)は、渓谷に閉ざされた巨大な滝が少しずつ岩をえぐり、滝つぼだけが残ってできた大渓谷。今の季節なら荒々しい断崖と巨岩の合間から川さつきなどの花がかれんな姿をのぞかせていて「強く優しくあれ」というエールにも思えます。