リスケはなるべくしない方がよいのでしょうか?

リスケ
リスケとは、借入金の返済が困難になった事業者が、金融機関に対して返済条件の変更(支払元金の据置、減額等)を一定期間行うことです。

リスケは、一時的に資金繰りを落ち着かせることができる反面、下記のような一定の制約(デメリット)も発生し、なかなか行動に移せない経営者が多いのも事実です。
・リスケ中は原則追加融資が受けらない
・リスケ中は事業計画や試算表等を定期的に金融機関に提出しなくてはいけない
・従業員に知られてしまう可能性がある

ただ、これらを過度に心配するあまり、判断が遅れてしまうことの方がもっと危険です。
追加融資は難しくなりますが、元金の返済を猶予することでその分手元にキャッシュが残り、猶予分だけ融資を受けたのと同じ効果を得られます。
金融機関への提出物や報告も多くなりますが、事業計画等を策定して自身の会社を見直す良い機会となり、考えようによっては金融機関に自身の会社のことを今まで以上に知ってもらうチャンスととらえることもできるかもしれません。
そして、基本的にはリスケの事実が従業員に知れることはありませんが、銀行員の出入りが頻繁にあると不審に思う従業員もいるかもしれませんので、リスケ中はできるだけこちらから銀行に出向くようにしましょう。

リスケは安易な気持ちで行うべきものではありませんが、本当に苦しい時は思いきって銀行に相談してみましょう。

(スタッフ 山本)

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