インボイス制度の開始を前に、先日このような質問をいただきました。
弊社は、インボイス未登録の個人事業主への仕事の発注があります。
現状:本体価格100,000円 +税 10,000円 = 支払額 110,000円の時
Q1. もし、取引相手がインボイス未登録の個人事業主の場合、
請求書はどのように記載してもらえば良いのでしょうか?
Q2. 弊社としては、負担増額にならないよう、減額したいのですが、
取引金額をいくらにすれば良いのでしょうか?
インボイス制度について、負担を変えたくないということですね。
相手がインボイス未登録の場合、
現状9月: 本体価格 100,000円 +税 10,000円 = 税込み請求額110,000円
↓
10月以降: 請求金額 107,840円 (消費税税額などの記載は無しに変更)
この場合ですと、会社の負担額は変わりません。
インボイス未登録の外注先と負担額を変えずに取引を続けたいのですが
・免税事業者は、請求書に、消費税額を上乗せしないような書き方が望ましいとされます。
(インボイスの様式を満たす請求書と混合することを防ぐため。)
・当初3年間は、相手が免税事業者であっても、80%の控除があります。
その後3年間は50%控除、最終的には0%控除と、段々下がってきます。
免税事業者へ107,840円を支払えば、そのうち7,840円は税額控除ができるため、
当社の負担額は100,000円となります。
つまり、現状(9月までの、税込み110,000請求時)と同じ状態となります。
(インボイスの様式を満たす請求書と混合することを防ぐため。)
・当初3年間は、相手が免税事業者であっても、80%の控除があります。
その後3年間は50%控除、最終的には0%控除と、段々下がってきます。
免税事業者へ107,840円を支払えば、そのうち7,840円は税額控除ができるため、
当社の負担額は100,000円となります。
つまり、現状(9月までの、税込み110,000請求時)と同じ状態となります。
当初3年間(80%控除のとき)
今までの税抜き金額×1.0784円を請求金額とすると、負担は変わりません。
計算例
9月 税抜き100,000円 + 税額10,000円 =税込み請求額110,000円
↓
10月 請求額 107,840円
(うち、7,840円は消費税の控除がきくため、税抜き100,000円となり、変化なし)
ただし、相手からすると、値下げを交渉されることとなりますので、
10月以降は再度取引金額について、お互い話し合って同意を得るということが必要となります。
その際に、「一方的に」通知するというのがNGとなりますので、
さらに詳しくはこちらもご確認ください。
↓
4.免税事業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関するQ&A
Q7 「仕入先である免税事業者との取引について…」
https://www.jftc.go.jp/dk/guideline/unyoukijun/invoice_qanda.html
今までの税抜き金額×1.0784円を請求金額とすると、負担は変わりません。
計算例
9月 税抜き100,000円 + 税額10,000円 =税込み請求額110,000円
↓
10月 請求額 107,840円
(うち、7,840円は消費税の控除がきくため、税抜き100,000円となり、変化なし)
ただし、相手からすると、値下げを交渉されることとなりますので、
10月以降は再度取引金額について、お互い話し合って同意を得るということが必要となります。
その際に、「一方的に」通知するというのがNGとなりますので、
さらに詳しくはこちらもご確認ください。
↓
4.免税事業者及びその取引先のインボイス制度への対応に関するQ&A
Q7 「仕入先である免税事業者との取引について…」
https://www.jftc.go.jp/dk/guideline/unyoukijun/invoice_qanda.html
(スタッフ 有木)